SCS評価制度、自己評価ガイドなどを公開 申請受付は27年3月予定

取引先の
何が公表されたのか
情報処理推進機構(IPA)は2026年10月28日、「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」(SCS評価制度)で使う資料を公開しました。この制度は、取引先の企業がどこまでセキュリティ対策をしているかを、共通の基準で★の段階として示すものです。経済産業省は、企業を競わせる格付けではないと説明しています。
公開されたのは、自己評価の手順を示すガイドと、自己評価に使うアセスメントシート、★4の第三者評価と技術検証のガイド、要求事項の考え方を説明する解説書です。要求事項と評価基準は Ver.1.1 になりましたが、IPA によると変更は誤字の修正1か所です。10月29日には、いくつかの資料に版を変えない小さな修正が入りました。
★3と★4の違い
★3は、自社で評価し、その結果を SCS セキュリティ専門家が確認します。更新は1年ごとで、登録料は2万円です。2028年3月31日までは1万円になります。広く知られた脆弱性を使う一般的な攻撃を想定しています。
★4は、評価機関が自己評価の結果を評価し、現地での審査と技術的な検証を行います。更新は3年ごとで、登録料は6万円です。供給が止まるとサプライチェーンへの影響が大きい企業や、漏れると影響が大きい情報への攻撃を想定しています。
どちらも、決められた要求事項をすべて満たす必要があります。特定のセキュリティ製品を入れることが条件ではありません。
始まる時期と中小企業への支援
★3と★4の登録申請は、2027年3月に受け付けを始める予定です。経済産業省と IPA は、中小企業が★3や★4を安く手軽に取れるように「サイバーセキュリティお助け隊サービス」の新しい類型を作るとしています。2026年9月からは、そのための実証事業を始めています。
自社で確かめること
- 取引先から求められそうか主な取引先や発注元から、セキュリティ対策の状況を聞かれたことがあるかを営業や総務に確認します。
- アセスメントシートで試す公開されたアセスメントシートを使い、★3の項目のうち自社でできていないものを洗い出します。
- 支援策の情報を追う中小企業向けの「サイバーセキュリティお助け隊サービス」の新しい類型の動きを確認します。


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