佐賀大学の事務用NASにランサムウェア、約8万人分が流出の可能性

佐賀大学は、
この事故の概要
流出の恐れがある件数約8万人分(患者情報は調査中)
- 公表日
- 2026年10月30日
- 組織
- 国立大学法人佐賀大学(教育)
- 原因
- 事務用NASのランサムウェア被害
- 漏れた情報
- 氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、パスワード、患者の診療科・傷病名・受診日など
- 発覚
- 2026年9月24日
何が起きたのか
佐賀大学は、2026年10月30日、事務部門で使っていたNAS(ネットワークにつなぐ共有ディスク)のランサムウェア被害について続報を出しました。ランサムウェアは、データを暗号化して使えなくするウイルスです。
被害を確認したのは9月24日の朝です。大学は同じ日の午後に事務用の端末を止め、被害のあった機器をネットワークから切り離しました。9月27日に端末の利用を再開し、28日から通常の業務に戻っています。
その後、外部の専門事業者に調査を依頼しました。その結果、大学が持つ個人情報が外部へ流出した可能性があると分かりました。侵入の経路は公表されていません。
漏れた情報
学生、教職員、元学生、元教職員、関係者など約8万人分に、流出の可能性があります。項目は、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、パスワードです。
患者の情報も対象です。診療科や傷病名、受診日などの、特に慎重な扱いが必要な情報(要配慮個人情報)が含まれます。患者情報の件数は調査中です。
大学の対応
大学は、文部科学省などに報告し、警察にも相談しています。関係者には、大学などを名乗る不審なメールやSMS、電話に注意するよう呼びかけています。調査は続いています。
中小企業が学べること
NASは、中小企業でも名簿や請求書の置き場として広く使われています。被害が1台の機器から始まっても、そこに個人情報が集まっていれば影響は大きくなります。置くデータの量と、外からの入り口を見直しておくことが大切です。
自社で確かめること
- NASを外から触れないか社内のNAS(ネットワークにつなぐ共有ディスク)が、インターネットから直接見える状態になっていないかを確かめます。管理画面のパスワードと機器のソフトの版も見直します。
- NASとは別の場所にバックアップNASのデータを、ネットワークから切り離した媒体やクラウドにも残しているかを確かめます。暗号化されても戻せる状態を作っておきます。
- NASに何を置いているか名簿や個人情報の入ったファイルを、必要以上にNASへ置いていないかを点検します。古いデータは整理します。



コメント 0
まだコメントはありません。