掲載記事 149本きょう +112026年11月7日(土)運営:株式会社Rabbitly

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漏洩情報

銀のさらなど3ブランドの登録情報、最大約650万件に流出の恐れ

サイバーセキュリティ情報センター 編集部

画像はイメージです。記事に出てくる組織や現場とは関係ありません。

ライドオンエクスプレスホールディングスは、「銀のさら」など宅配3ブランドの登録情報を置いたサーバーがサイバー攻撃を受け、最大約650万件に漏えいの可能性があると公表しました。確定した件数ではありません。

この事故の概要

流出の恐れがある件数最大 約650万件
公表日
2026年10月13日
組織
株式会社ライドオンエクスプレスホールディングス(サービス)
原因
登録情報を置いたサーバーの運営会社がランサムウェアの被害
漏れた情報
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、生年月日、パスワードのハッシュ値、注文履歴、デリポイント会員ID
発覚
2026年10月5日以降

何が起きたのか

ライドオンエクスプレスホールディングスは2026年10月13日の第3報で、宅配の「銀のさら」「釜寅」「すし上等」の公式サイトとアプリの登録情報に漏えいの可能性があると公表しました。対象は、過去に公式サイトや公式アプリに情報を登録した人です。

経過は次のとおりです。

  • 10月5日以降:同社が利用するサーバーへの第三者による不正アクセスを検知し、調査を開始
  • 10月7日の早朝:一部のサーバーで障害が発生。サーバーの運営会社からランサムウェア攻撃を受けたとの報告があり、同社はシステムを止めた。預けていたデータは取り出しや復元が難しいとの報告も受けた。同じ日に緊急対応チームを置いた
  • 10月8日以降:注文は、動いているサービスだけで受け付けた
  • 10月13日:緊急対応チームの協議を経て、対象の可能性がある人への案内と公表を決めた

注文は、公式サイトとアプリからのものが止まったままで、再開の見通しは立っていません。電話、店頭でのテイクアウト、出前館、Uber Eatsは続けています。公式サイトのメニューと店舗検索は見られます。

漏れた情報

最大約650万件です。影響を受けた可能性のある総数で、漏えいが確定した件数ではありません。漏えいの明確な痕跡や範囲は特定できていません。

項目は氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、生年月日、パスワードのハッシュ値、注文履歴、デリポイント会員IDです。ハッシュ値は、元のパスワードを一方向の計算で別の文字列に変えた値で、そのままでは読めません。登録した家族の氏名と誕生日、届け先の氏名と住所と電話番号を入力していた場合は、それらも対象になる可能性があります。

カード情報は同社が保有していないため、対象に含まれません。出前館、Uber Eats、電話だけで注文した人も対象外です。

会社の対応

個人情報保護委員会と管轄の警察署に報告しました。対象の可能性がある人にはお詫びと案内を順次送っています。お客様向けの相談窓口は電話で、11月15日までは全日、11月16日以降は平日に受け付けます。報道関係者向けは専用のフォームです。

同社は利用者に、不審な電話に注意し、心当たりのない件名のメールやパスワードの入力を求めるメールには、返信やURLのクリックをせずに削除するよう呼びかけています。二次被害は確認されていません。再発防止として、情報セキュリティ体制を強めるとしていますが、具体的な内容は書かれていません。

中小企業が学べること

データを預けたサーバー会社が攻撃を受けると、自社が狙われなくてもサービスが止まります。この件では、預けたデータの取り出しや復元が難しいという報告を受けています。次の準備が対策になります。

  • サーバー会社に預けたデータの写しを、別の場所にも定期的に取る。取るだけでなく、戻す手順を試して時間を測る。持ち方はランサムウェアで止まらないためのバックアップの持ち方にまとめています
  • 注文や予約の経路を複数用意する。この件では、自社サイトとアプリが止まっても、電話、店頭、外部のサービスで受け付けを続けています
  • サーバー会社で事故が起きたときの連絡方法と、データの返却の約束を、契約で確かめる
  • 会員のパスワードは元の文字のまま持たず、ハッシュ値にして保存する。漏れたときも、そのままでは読めない形になる

自社で確かめること

  1. データの写しを持つサーバー会社に預けたデータの写しを別の場所にも定期的に取っているかを確かめ、戻す手順も試します。
  2. 注文や受付の経路を複数持つ自社サイトが止まっても、電話や店頭、外部のサービスで受けられるように手順を決めます。
  3. サーバー会社の事故の連絡サーバー会社で事故が起きたときの連絡の方法とデータの返却について、契約の内容を確かめます。
自社で確かめるのが難しい場合はCyberScope のセキュリティ診断(3万円から)

出典

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