2026年11月7日(土)運営:株式会社Rabbitly

  1. 速報メール配信「アララメッセージ」に不正アクセス、約8,100万件が流出
  2. 新着今週のセキュリティまとめ 11月1日〜7日
  3. 新着小島プレス工業の被害でトヨタ全工場が停止 14工場28ライン
  4. 新着英物流KNP、ランサムウェアで破綻 700人超が職を失う
  5. 新着関通、ランサムウェアで特別損失12.3億円 最終赤字8.5億円
  6. 新着半田病院、ランサムウェアで通常診療まで65日 請求も止まる
  7. 新着DMM Bitcoin、482億円相当が流出 半年後に廃業を発表
  8. 新着認証局DigiNotar、侵入検知から約2か月で破産 損失612万ドル
  1. トップ
  2. 漏洩情報
  3. メール配信「アララメッセージ」に不正アクセス、約8,100万件が流出
漏洩情報

メール配信「アララメッセージ」に不正アクセス、約8,100万件が流出

サイバーセキュリティ情報センター 編集部

画像はイメージです。記事に出てくる組織や現場とは関係ありません。

アララはメール配信サービスへの不正アクセスで、メールアドレス8,132万9,467件が持ち出されたと第3報で公表しました。契約企業は最大約380社と推計され、持ち出された情報の一部には氏名や住所も含まれます。

この事故の概要

流出の恐れがある件数8,132万9,467件(メールアドレスの数)
公表日
2026年11月6日
組織
アララ株式会社(IT)
原因
メール配信サービスのサーバーへの不正アクセス
漏れた情報
メールアドレス、契約企業が登録した氏名・性別・生年月日・電話番号・会員番号・住所など
発覚
2026年10月28日

何が起きたのか

アララは2026年11月6日、メール配信サービス「アララメッセージ」への不正アクセスについて第3報を出しました。メール配信サービスは企業がお客様に案内メールを一斉に送るときに使う仕組みです。

10月29日の第1報では件数は約301万件でした。11月2日の第2報で契約企業の環境のサーバー97台に被害が広がっていたことが分かり、第3報では別のクラウド環境からの持ち出しも明らかになりました。

第三者は10月28日から31日にかけてデータを持ち出しました。同じ時期に、カード会社を装う不審メールが同社のサービスから最大約713万通送られており、送信元は news@arara.com でした。

原因について同社はWebサーバーの脆弱性に加え、システム環境の問題も関係していたと説明しています。侵入の開始時期と経路は調査中です。

漏れた情報

持ち出されたメールアドレスは区分の間の重複を除いて8,132万9,467件です。これはアドレスの数で、人数ではありません。このうち4,704万4,380件は属性情報も一緒に持ち出されました。内訳は精査中です。

属性情報は契約企業ごとに異なり、氏名、性別、生年月日、電話番号、会員番号、住所などです。対象の契約企業は最大約380社と推計されています。同社はクレジットカード番号を持っていないとしています。

会社の対応

同社は10月31日にサービスの提供をすべて止めました。再開の時期は未定で、再開の前に侵入経路の特定、認証情報の全面的な変更、安全性の確認を行います。個人情報保護委員会などに報告し、警察にも通報しています。

中小企業が学べること

自社が攻撃を受けていなくても、委託先の事故でお客様の情報が漏れることがあります。メール配信のような外部サービスに預ける項目を絞っておくと、影響を小さくできます。

自社で確かめること

  1. 配信サービスに預けている項目メール配信サービスに氏名や住所まで登録していないかを確かめ、配信に要らない項目は消します。
  2. APIキーの置き場所外部サービスと自社のシステムをつなぐAPIキー(接続用の鍵)の置き場所を把握し、すぐに変更できる手順も決めておきます。
  3. 委託先の事故の連絡委託先から事故の連絡を受ける担当者と、お客様に知らせる手順を決めておきます。
自社で確かめるのが難しい場合はCyberScope のセキュリティ診断(3万円から)

出典

コメント 0

まだコメントはありません。

関連記事