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人材業界向けSaaSのBullhorn、攻撃で停止 データ流出は調査中

サイバーセキュリティ情報センター 編集部

画像はイメージです。記事に出てくる組織や現場とは関係ありません。

人材業界向けのソフトを提供するBullhornは、サイバー事故を検知してシステムへのアクセスを止めました。顧客データが持ち出されたかどうかは10月30日時点で判断できておらず、調査が続いています。

この事故の概要

流出の恐れがある件数公表なし(顧客は1万超)
公表日
2026年10月19日
組織
Bullhorn(人材)
原因
サイバー攻撃(詳細は公表なし)
漏れた情報
調査中(顧客データの持ち出しは未確定)
発覚
2026年10月

何が起きたのか

人材業界向けのソフトを提供するBullhornは2026年10月、自社のプラットフォームでサイバー事故を検知したと公表しました。封じ込めのため、システムへのアクセスを一時的に止めています。BleepingComputerの10月19日の報道によると、同社の顧客は世界で1万を超えます。最初に求人掲載の不具合が報告され、翌日にシステム全体の障害となりました。

同社のFAQでは、検知は「週末」とだけ書かれていて、日付はありません。FAQは、週末のサイバー事象は適切に封じ込めて取り除いたとしています。CrowdStrikeを含む第三者のセキュリティチームの支援を受けて、復旧を進めています。

事故の対象は、ATS/CRM(採用管理と顧客管理のシステム)です。FAQは、Salesforceをもとにした製品、Automation、Sourcebreaker、VMS Syncは影響を受けていないとしています。一方、BleepingComputerが当時のステータスページとして伝えた内容では、Automationは重大な障害、Sourcebreakerなどは性能低下の表示でした。FAQと報道の書き方が違うため、現在の状態はステータスページで確かめる必要があります。

その週の不安定さは、事故ではなく、進めていたプラットフォームのアップグレードの副産物だと説明しています。PHPの脆弱性の公表を受けて一部のソリューションを止めてパッチを当てたことも、事故とは無関係としています。

漏れた情報

調査中です。10月30日時点のFAQでは、顧客データが持ち出されたかどうかを判断できていないとしています。調査には数週間から数か月かかることがあります。影響が分かった顧客には直接連絡し、必要な通知のための情報を渡すと説明しています。

顧客の側に法律上の通知の義務があるかどうかは、各社が法律の専門家に相談するよう案内しています。

会社の対応

利用者への依頼は、ログイン方法で違います。

  • SSO(共通のログイン)を使わない利用者:復旧後の最初のログインでパスワードを再設定する。二要素認証を使う。再設定の直後にログインできないときは、1分待ってから試す
  • APIの利用者:パスワードを期限切れの扱いにしてある。APIユーザーでログインして新しいパスワードを作り、メール認証を行う
  • 連携を自社や第三者のもとで動かしている顧客:コードや設定の認証情報を更新し、アプリを配置し直す。Bullhornが動かしている連携は、同社が対応する
  • Client Secret:今は更新を求めていない。将来、全顧客に更新を求める予定で、時期は後日知らせる

復旧は、status.bullhorn.comに載せた時間の枠に合わせて進めます。枠より前にシステムを動かすことはできないと説明しています。間に合わない顧客は、ステータスページの時刻をもとに仕事の計画を立てるよう案内しています。ATS/CRMの再開後に、勤怠と経費、人材プラットフォーム、入社手続きなどの製品が同期を始めます。大量のデータでは数時間かかることがあります。

多くの機能を支えていた基盤の技術を取り除いたため、その機能を作り直しています。サービス料金の補償は、収束後に契約の基準で実績を見て、クレジットを検討するとしています。

データの書き出しはサポートにメールで頼むと、専用の手順で対応するとしています。問い合わせはヘルプのサイトでケースを作る方法で、連携の事業者は専用のメールです。

日本の会社に関係すること

業務の中心を外部のサービスに預けていると、相手の事故で自社の仕事も止まります。復旧の順番は利用者の側では選べません。次の準備を平時にしておきます。

  • 止まったときに、どの仕事を紙や表計算、電話でどう続けるかを書き出す
  • 預けたデータを自社で書き出せるか、止まったときに受け取れるかを確かめる。書き出しの頼み方は、事故の前に調べておく
  • 連携のパスワードやAPIキーが、どのプログラムや設定にあるかを一覧にしておく。この件では、これらを入れ替える作業が利用者に発生しました
  • 契約の補償の条件を見ておく。この件のサービスクレジットは、収束後の判断とされています

自社で確かめること

  1. 止まったときの代わりの手順業務の中心にあるクラウドサービスが数日止まったとき、どの仕事をどう続けるかを書き出します。
  2. データの書き出しそのサービスのデータを平時に自社で書き出せるか、止まったときに受け取れるかを確かめます。
  3. 連携の認証情報クラウドサービスと連携する仕組みのパスワードやAPIキーが、どのプログラムや設定にあるかを把握します。
自社で確かめるのが難しい場合はCyberScope のセキュリティ診断(3万円から)

出典

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