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脆弱性情報

プリザンターのLDAP認証に不備、パスワードなしでログインのおそれ

サイバーセキュリティ情報センター 編集部

業務アプリを作る国産ツール、プリザンターの LDAP 認証に、特定の構成でパスワードを確かめずにログインを許す脆弱性が見つかりました。1.5.9.1 で修正されており、クラウド版は対象外です。

脆弱性の概要

注意CVSS6.9
対象
業務ソフト
悪用
確認されていない
影響
パスワードなしでログインされる
修正版
修正版あり
公表元
インプリム / JVN
影響を受ける製品
製品対象のバージョン修正版
プリザンター(Community / Enterprise)1.1.0.0〜1.5.9.0(LDAP 認証の特定の構成)1.5.9.1 以降

やること

プリザンターは現場の担当者が業務アプリを作れるオープンソースのツールです。自社で動かしていて LDAP 認証(Active Directory などの社内のユーザー情報でログインする仕組み)を使っている場合は、下の「対象」に当てはまるかを確かめてください。

当てはまるなら 1.5.9.1 以降へ更新してください。10月13日に出た 1.5.9.0 にはこの修正が入っていません。更新が難しい場合は開発元に相談してください。

何が危ないのか

インプリムと JVN は10月23日に CVE-2026-113438 を公表しました。細工した要求を認証処理へ送ると、接続先の設定によってはパスワードを確かめないまま認証に成功します。通常のログイン画面の操作では起こりません。

有効なログイン ID を知る第三者がそのユーザーとしてログインし、情報を見たり書き換えたり消したりするおそれがあります。ログイン画面にアクセスできる人なら、特別な権限がなくても悪用できます。

CVSS は v4.0 で 6.9、v3.0 で 6.5 です。開発元と JVN の公表に悪用の記載はありません。

対象

Community Edition と Enterprise Edition のどちらも、バージョン 1.1.0.0 から 1.5.9.0 までで次の2つを両方満たす場合が対象です。

  • Linux 環境(Docker 版を含む)か、Windows 環境で DsProvider に Novell を指定して動かしている
  • 接続先が Active Directory か、匿名バインドを許可している OpenLDAP などである

ローカル認証、SAML 認証、パスキー認証、二段階認証、統合 Windows 認証は影響を受けません。LDAP とローカルを併用している場合は、LDAP でログインするユーザーだけが対象です。クラウド版の Pleasanter.net とプライベートクラウドは対象外です。

自社で確かめること

  1. 認証の設定を確かめるAuthentication.json の Provider を確認してください。LDAP または LDAP+Local なら、LDAP 認証を使っています。
  2. 構成の組み合わせを確かめるLinux や Docker で動かしているか、Windows で DsProvider に Novell を指定している環境で、接続先が Active Directory か匿名バインドを許可する OpenLDAP などなら該当します。
  3. ログインの記録を見る外からアクセスできる環境では、身に覚えのないログインやデータの変更がないかを確認してください。
自社で確かめるのが難しい場合はCyberScope のセキュリティ診断(3万円から)

出典

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