掲載記事 149本きょう +112026年11月7日(土)運営:株式会社Rabbitly

  1. 速報メール配信「アララメッセージ」に不正アクセス、約8,100万件が流出
  2. 新着今週のセキュリティまとめ 11月1日〜7日
  3. 新着政府がサイバー緊急対策パッケージ決定 お助け隊に復旧支援を追加
  4. 新着退職者のアカウント、片づけ漏れを防ぐ5つの手順
  5. 新着金融庁、漏えい情報を使う偽メールの増加に注意 利用者に4つの要請
  6. 新着個人データが漏れたときの報告 速報は3〜5日、確報は30日
  7. 新着大学コンソーシアム大阪に不正アクセス、学生1,434人分が対象
  8. 新着JP労組の委託先に不正アクセス、組合員2万7,139人の情報が漏えい
  1. トップ
  2. 脆弱性情報
  3. TeamViewerに脆弱性3件、15.83以降へ更新を
脆弱性情報

TeamViewerに脆弱性3件、15.83以降へ更新を

サイバーセキュリティ情報センター 編集部

画像はイメージです。記事に出てくる組織や現場とは関係ありません。

遠隔操作ソフト TeamViewer の脆弱性3件が公表されました。細工した接続先につなぐなどの操作でコードを実行されるおそれがあります。悪用は把握されていません。15.83 以降へ更新してください。

脆弱性の概要

重要CVSS8.8
対象
遠隔操作ソフト
悪用
確認されていない
影響
細工した接続先につなぐとコードを実行されるおそれ
修正版
修正版あり
公表元
TeamViewer
影響を受ける製品
製品対象のバージョン修正版
Full Client・Host(Windows / Linux / macOS)15.83 より前15.83
Portable(Windows)15.83 より前15.83
Remote Control アプリ(Android)15.83 より前15.83
Full Client・Host 15.64(Windows 7・8)15.64.10 より前15.64.10
Full Client・Host 14.7 / 13.2旧版OS ごとの修正版(公報のとおり)

製品の履歴:TeamViewerの脆弱性一覧

やること

TeamViewer は離れた場所のパソコンを操作するソフトです。次のバージョンへ更新してください。

  • Windows、Linux、macOS の Full Client と Host は 15.83 です
  • Windows の Portable は 15.83 です
  • Android の Remote Control アプリは 15.83 です

古いバージョンを使い続けている場合は、15.64.10(Windows 7・8)と、14.7系、13.2系の修正版があります。14.7系と13.2系は OS ごとに修正版の番号が違うので、TeamViewer のセキュリティ情報 TV-2026-1011 の表で確かめてください。TeamViewer は個別の回避策を示しておらず、最新版への更新だけが対策です。

何が危ないのか

TeamViewer は10月27日に TV-2026-1011 を公開しました。対象は TeamViewer Remote、TeamViewer Tensor、TeamViewer ONE で、優先度は Important です。公表の時点で、実際の悪用は把握していないとしています。

  • CVE-2026-111585:リモート操作の画面を処理する部分で、数値があふれる欠陥です。攻撃者が用意した接続先や、乗っ取られた接続先へ利用者が接続すると、アプリの停止やコードの実行になるおそれがあります。CVSS は 8.8 です
  • CVE-2026-92372:Linux と macOS の Full Client が画面のデータを処理する部分の欠陥です。接続中に細工した画面データを送られるか、細工した録画ファイル(.tvs)を開くと、コードを実行されるおそれがあります。CVSS は 8.8 です
  • CVE-2026-92374:macOS の欠陥です。端末の一般の利用者が root(管理者)の権限を得られるおそれがあります。CVSS は 7.8 です

3件のうち、前の2件は、ネットワーク経由で攻撃でき、認証は要りませんが、利用者の操作(接続先に接続する、録画ファイルを開く)が要るという評価です。3件目は、端末にすでに低い権限でログインしている人が対象で、利用者の操作は要りません。

つまり、知らない接続先へ接続しないことと、送られてきた録画ファイルを開かないことが、更新までの間の備えになります。ただし、これは更新の代わりにはなりません。

同時に公表された追加機能の欠陥

TeamViewer は同じ日に、遠隔管理の追加機能について TV-2026-1012 も公開しています。Monitoring、Advanced Asset Management、Patch Management の欠陥で、あわせて6件あります。端末に低い権限でログインしている人が、プロセス間の通信、部品のインストール、DLL の読み込み、一時ファイルの扱いの弱点を突いて、SYSTEM や root の権限でコードやコマンドを実行できるおそれがあります。CVSS は最大 7.8 で、実際の悪用は確認されていないとされています。

対策は、Full Client と Host を 15.83 以降にすることです。影響を受ける遠隔管理の部品は自動更新で配られ、Monitoring は 26.10.1、Patch Management は 26.9.1 が修正版です。公表では、影響する版を「15.82 より前」とする一方、Windows の修正版の表は 15.83 としています。更新は 15.83 以降を目安にしてください。

対象

上の表のバージョンが対象です。

  • CVE-2026-111585 は、Full Client(Portable を含む)が Windows、Linux、macOS の 15.83 より前、Android の Remote Control が 15.83 より前です。15.64(Windows)、14.7系、13.2系も対象です
  • CVE-2026-92372 は、Linux と macOS の 15.83 より前、14.7系、13.2系が対象です
  • CVE-2026-92374 は、macOS の 15.83 より前、14.7系、13.2系が対象です

自社で確かめること

  1. 全端末のバージョンを確かめるTeamViewer の入ったパソコンとスマホのバージョンを確認してください。古いバージョンが残りやすい Portable 版も確かめてください。
  2. 知らない相手につながない案内のない接続先へつながないこと、送られてきた録画ファイル(.tvs)を開かないことを社内に伝えてください。
  3. 追加機能の更新を確かめるMonitoring、Advanced Asset Management、Patch Management を使っている場合は、それぞれ更新されているかを確認してください。
自社で確かめるのが難しい場合はCyberScope のセキュリティ診断(3万円から)

出典

コメント 0

まだコメントはありません。

関連記事