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脆弱性情報

ヤマハのYMS-VPN8に脆弱性、SYSTEM権限で実行のおそれ

サイバーセキュリティ情報センター 編集部

ヤマハの VPN クライアント YMS-VPN8 に、SYSTEM 権限で不正なプログラムを動かされる脆弱性が見つかり、Ver.1.07.00 で修正されています。同じ日に LAN Monitor の脆弱性も公表されました。

脆弱性の概要

重要CVSS8.4
対象
VPNソフト
悪用
確認されていない
影響
PC で高い権限のプログラムを動かされる
修正版
修正版あり
公表元
ヤマハ / JVN
影響を受ける製品
製品対象のバージョン修正版
YMS-VPN8 / YMS-VPN8-CPVer.1.04.00 以前Ver.1.07.00
Yamaha LAN Monitor for WindowsVer.1.9.3 以前(インストーラー)Ver.1.10.1 以降

やること

YMS-VPN8 は Windows の PC からヤマハのルーターへ VPN でつなぐためのソフトです。Ver.1.07.00 へ更新してください。

すぐに更新できない場合は、次の点を守ってください。

  • PC を他の人と共用しない
  • 信頼できない人にログインさせない
  • 必要のない人に管理者権限を渡さない
  • 入手元が分からないファイルを実行しない

何が危ないのか

ヤマハと JVN は10月28日に、CVE-2026-97860 を公表しました。YMS-VPN8 が Windows に登録するサービスの設定で、プログラムの場所が引用符で囲まれていませんでした。

システムドライブに書き込める利用者がこの不備を使うと、SYSTEM 権限(Windows の非常に強い権限)で不正なプログラムを動かせるおそれがあります。その場合、ファイルや認証情報の漏えい、設定の変更につながるおそれがあります。

CVSS は v4.0 で 8.4、v3.0 で 6.7 です。インターネットから直接攻撃されるものではなく、攻撃者が PC を操作できることが条件です。ルーターや VPN 装置の動作には影響しません。ヤマハは公開の時点で攻撃を確認できていないとしています。

対象

YMS-VPN8 と YMS-VPN8-CP の Ver.1.04.00 以前の Windows 版が対象です。

同じ日に Yamaha LAN Monitor for Windows の脆弱性も公表されました。CVE-2026-103665 はインストーラーが同じフォルダーの DLL を読み込む欠陥で、CVSS は v4.0 で 8.4 です。影響はインストールのときだけで、入れ済みの環境は対応不要です。今後入れる場合は Ver.1.10.1 以降を使ってください。

自社で確かめること

  1. YMS-VPN8 のバージョンを確かめるYMS-VPN8 を入れた PC を一覧にして、Ver.1.07.00 以降かどうかを確認してください。画面を開いていないだけでは、影響がないとは言えません。
  2. 管理者権限の配り方を見直すPC を共用していないか、管理者権限が不要な人に渡っていないかを確かめてください。
  3. 入手元を公式に絞るどちらのソフトもヤマハの公式サイトから入手し、第三者から受け取った ZIP ファイルのインストーラーは使わないでください。
自社で確かめるのが難しい場合はCyberScope のセキュリティ診断(3万円から)

出典

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