古いDSMのSynology NASを狙うランサム攻撃、更新を要請

Synology は、
脆弱性の概要
緊急CVSS9.8
- 対象
- NAS
- 悪用
- あり(確認済み)
- 影響
- データを暗号化され身代金を求められる
- 修正版
- 修正版あり
- 公表元
- Synology
| 製品 | 対象のバージョン | 修正版 |
|---|---|---|
| DSM 7.2.2 | 7.2.2-72806-1 より前 | 7.2.2-72806-1 以降 |
| DSM 7.2.1 | 7.2.1-69057-6 より前 | 7.2.1-69057-6 以降 |
| DSM 7.2 | 7.2-64570-4 より前 | 7.2-64570-4 以降 |
| DSM 7.1 | 7.1.1-42962-7 より前 | 7.1.1-42962-7 以降 |
| DSM 6.2 | 6.2.4-25556-8 より前 | 6.2.4-25556-8 以降 |
やること
NAS は社内でファイルを共有する保存装置で、DSM は Synology の NAS を動かす基本ソフトです。
次のバージョンより古い DSM を使っている場合は、すぐに更新してください。
- 7.2.2 は 7.2.2-72806-1 以降
- 7.2.1 は 7.2.1-69057-6 以降
- 7.2 は 7.2-64570-4 以降
- 7.1 は 7.1.1-42962-7 以降
- 6.2 は 6.2.4-25556-8 以降
勧告に回避策の記載はありません。更新で対応してください。
何が危ないのか
Synology は10月29日に、攻撃者が古い DSM の機器を狙っていると発表しました。使われているのは2024年12月に修正した脆弱性で、攻撃の目的はデータを暗号化して身代金を要求することです。
発表が案内する勧告 Synology-SA-24:20 には3件の脆弱性が載っています。最も深刻な CVE-2024-10441 は外から任意のコードを実行されるおそれがあるもので、CVSS は v3 で 9.8 です。残る2件は CVE-2024-50629(ファイルの読み取り)と CVE-2024-10445(ファイルの書き込み)です。
発表では、3件のうちどれが悪用されたかは明らかにされておらず、被害の件数も書かれていません。
対象
勧告の対象は上の表の修正版より前の DSM で、上の修正版以降に更新している機器は対象外です。DSM 7.1 以降の深刻度は Critical、DSM 6.2 は Moderate です。
自社で確かめること
- DSM のバージョンを確かめる社内の Synology の NAS を一覧にして、それぞれの DSM が上の表の修正版以降かどうかを確認してください。長く更新していない機器から先に見てください。
- 自動アップデートを有効にするSynology は DSM を最新に保つために、自動アップデートを有効にするよう勧めています。
- 外から届く設定を見直すNAS の管理画面やファイル共有にインターネットから直接届く設定になっていないか、確認してください。



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