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脆弱性情報

古いDSMのSynology NASを狙うランサム攻撃、更新を要請

サイバーセキュリティ情報センター 編集部

Synology は、2024年12月に修正した脆弱性を悪用して古い DSM の NAS を狙う攻撃を確認したと発表しました。データを暗号化して身代金を求める攻撃です。DSM のバージョンを確かめて更新してください。

脆弱性の概要

緊急CVSS9.8
対象
NAS
悪用
あり(確認済み)
影響
データを暗号化され身代金を求められる
修正版
修正版あり
公表元
Synology
影響を受ける製品
製品対象のバージョン修正版
DSM 7.2.27.2.2-72806-1 より前7.2.2-72806-1 以降
DSM 7.2.17.2.1-69057-6 より前7.2.1-69057-6 以降
DSM 7.27.2-64570-4 より前7.2-64570-4 以降
DSM 7.17.1.1-42962-7 より前7.1.1-42962-7 以降
DSM 6.26.2.4-25556-8 より前6.2.4-25556-8 以降

やること

NAS は社内でファイルを共有する保存装置で、DSM は Synology の NAS を動かす基本ソフトです。

次のバージョンより古い DSM を使っている場合は、すぐに更新してください。

  • 7.2.2 は 7.2.2-72806-1 以降
  • 7.2.1 は 7.2.1-69057-6 以降
  • 7.2 は 7.2-64570-4 以降
  • 7.1 は 7.1.1-42962-7 以降
  • 6.2 は 6.2.4-25556-8 以降

勧告に回避策の記載はありません。更新で対応してください。

何が危ないのか

Synology は10月29日に、攻撃者が古い DSM の機器を狙っていると発表しました。使われているのは2024年12月に修正した脆弱性で、攻撃の目的はデータを暗号化して身代金を要求することです。

発表が案内する勧告 Synology-SA-24:20 には3件の脆弱性が載っています。最も深刻な CVE-2024-10441 は外から任意のコードを実行されるおそれがあるもので、CVSS は v3 で 9.8 です。残る2件は CVE-2024-50629(ファイルの読み取り)と CVE-2024-10445(ファイルの書き込み)です。

発表では、3件のうちどれが悪用されたかは明らかにされておらず、被害の件数も書かれていません。

対象

勧告の対象は上の表の修正版より前の DSM で、上の修正版以降に更新している機器は対象外です。DSM 7.1 以降の深刻度は Critical、DSM 6.2 は Moderate です。

自社で確かめること

  1. DSM のバージョンを確かめる社内の Synology の NAS を一覧にして、それぞれの DSM が上の表の修正版以降かどうかを確認してください。長く更新していない機器から先に見てください。
  2. 自動アップデートを有効にするSynology は DSM を最新に保つために、自動アップデートを有効にするよう勧めています。
  3. 外から届く設定を見直すNAS の管理画面やファイル共有にインターネットから直接届く設定になっていないか、確認してください。
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出典

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