埼玉県の授業料通知を誤送付、保護者1人の氏名が別の人へ

埼玉県は、
この事故の概要
- 公表日
- 2026年11月2日
- 組織
- 埼玉県(自治体・公共)
- 原因
- 委託先が宛先の住所を誤って入力
- 漏れた情報
- 保護者の氏名
- 発覚
- 2026年10月23日
何が起きたのか
埼玉県は2026年11月2日、授業料・奨学金に関する保護者宛ての通知文書が別の人に届いたと公表しました。発送した7,511件のうち1件です。発表したのは教育局財務課です。
通知は県から委託を受けた日東テクノブレーンが10月19日に郵便で発送しました。10月23日に、他人の氏名が書かれたハガキが届いたと県民から受託事業者へ連絡があり、誤送付が分かりました。
原因は受託事業者が宛先の住所を誤って入力したことです。
漏れた情報
漏れたのは正しい送付先の保護者の氏名です。
通知文は圧着ハガキで送られていました。圧着ハガキは情報を印刷した面を貼り合わせて、開かないと中身が見えない形にしたものです。誤って受け取った人は開封していませんでした。情報の不正利用などの二次被害は現時点で確認されていません。
県の対応
誤って受け取った人から、通知文を未開封のまま返してもらいました。正しい送付先の人には、おわびをしたうえで改めて通知文を送りました。
再発防止は、受託事業者の業務の手順と、誤りが起きた状況を確かめたうえで進めるとしています。具体的な対策は、発表には示されていません。問い合わせは、県の教育局財務課の授業料・奨学金の担当が電話とメールで受けています。
中小企業が学べること
この件では圧着ハガキで送っていたため、中の情報は読まれませんでした。件数が1件でも、発送を任せるときは宛先の確認の手順を決めておくと安心です。開けないと中身が見えない形で送ることも備えになります。
- 宛先の入力は、入力した人とは別の人が、元の名簿と照らし合わせる決まりにします。全件を見られない場合は、抜き取りで確かめる件数を決めます
- 発送を任せる会社と、宛先の入力ミスが見つかったときの連絡の流れを先に取り決めます。今回は受け取った人から受託事業者へ連絡があって分かりました
- ハガキや封筒に、間違って届いた人が連絡できる窓口を書いておきます。開封せずに返送してもらう案内も添えられます
自社で確かめること
- 宛先の照合発送を任せるときは、宛先の入力が正しいかを誰がどう確かめるかを取り決めます。
- 誤送付の連絡先受け取った人が連絡できる窓口を、ハガキや封筒に書いておきます。
- 個人情報が見えない形圧着ハガキや封書など、開けないと中身が見えない形で送ります。



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