掲載記事 149本きょう +112026年11月7日(土)運営:株式会社Rabbitly

  1. 速報メール配信「アララメッセージ」に不正アクセス、約8,100万件が流出
  2. 新着今週のセキュリティまとめ 11月1日〜7日
  3. 新着政府がサイバー緊急対策パッケージ決定 お助け隊に復旧支援を追加
  4. 新着退職者のアカウント、片づけ漏れを防ぐ5つの手順
  5. 新着金融庁、漏えい情報を使う偽メールの増加に注意 利用者に4つの要請
  6. 新着個人データが漏れたときの報告 速報は3〜5日、確報は30日
  7. 新着大学コンソーシアム大阪に不正アクセス、学生1,434人分が対象
  8. 新着JP労組の委託先に不正アクセス、組合員2万7,139人の情報が漏えい
  1. トップ
  2. 脆弱性情報
  3. Firefoxの脆弱性を計168件修正、159.0.1へ更新を
脆弱性情報

Firefoxの脆弱性を計168件修正、159.0.1へ更新を

サイバーセキュリティ情報センター 編集部

画像はイメージです。記事に出てくる組織や現場とは関係ありません。

Mozilla は10月27日の Firefox 159 で167件の脆弱性を修正し、11月3日の 159.0.1 で1件を追加で修正しました。悪用の記載はありません。ESR 版と Thunderbird も更新してください。

脆弱性の概要

重要CVSS は公表なし
対象
ブラウザ
悪用
確認されていない
影響
細工したページでブラウザの保護を破られるおそれ
修正版
修正版あり
公表元
Mozilla
影響を受ける製品
製品対象のバージョン修正版
Firefox159.0.1 より前159.0.1
Firefox ESR 153系153.6 より前153.6
Firefox ESR 115系115.44 より前115.44
Thunderbird 159159 より前159
Thunderbird 153系153.6 より前153.6

製品の履歴:Firefox・Thunderbirdの脆弱性一覧

やること

Firefox を 159.0.1 へ更新してください。企業向けの ESR 版は 153.6 または 115.44 です。

メールソフトの Thunderbird も10月27日に 159 と 153.6 が出ています。使っている場合は更新してください。

何が危ないのか

Mozilla は10月27日に公報 MFSA 2026-118 で Firefox 159 の修正を公表しました。修正は167件で、Mozilla の評価の内訳は High が108件、Moderate が52件、Low が7件です。

件数が多いのは、公表の方法が変わったためです。公報の注記によると、Mozilla は社内で見つけたメモリの安全性に関する欠陥を、1つの CVE にまとめず、バグごとに公報へ載せるようになりました。そのため、前の版と件数をそのまま比べても、危険の大きさの違いは分かりません。

High の多くは解放済みのメモリを使う欠陥です。サンドボックス(ブラウザの保護)の回避や、同一生成元ポリシー(サイトの間の壁)の回避、権限の昇格も含まれます。細工したページを開くだけで保護が破られるおそれがあるため、利用者がページを見る操作が入口になります。報告者は Mozilla の社内が多く、外部では OpenAI の Codex Security など複数の名前が載っています。

ESR 153.6 の公報 MFSA 2026-120 には145件が載っていて、High が95件、Moderate が44件、Low が6件です。同じ日に出た MFSA 2026-119 は ESR 115.44 の公報です。

11月3日の公報 MFSA 2026-123 では、CVE-2026-120572 が直りました。画面の配置を計算する Layout の処理にある、境界条件の不備による欠陥で、評価は High です。公報にそれ以上の技術的な説明はなく、報告者は Mozilla です。

Mozilla の公報に悪用が確認されたという記載はなく、CVSS の値も載っていません。

対象

上の表のバージョンより前が対象です。10月27日には、Firefox 159(MFSA 2026-118)、ESR 115.44(MFSA 2026-119)、ESR 153.6(MFSA 2026-120)、Thunderbird 159(MFSA 2026-121)、Thunderbird 153.6(MFSA 2026-122)の公報がそろって出ています。Firefox for iOS と Firefox for Android の更新は、これらより前の番号の別の公報です。

中小企業が確かめること

Firefox は更新を確認してもブラウザを再起動するまで古い版のままです。ESR を配っている職場では、153 系を使う端末と 115 系を使う端末が混ざっていないかを、配布ツールの一覧で見てください。Thunderbird は Firefox と別に更新されるので、メール専用の端末も対象に入れてください。

自社で確かめること

  1. バージョンを確かめるメニューの「Firefox について」でバージョンを確認してください。開くと更新の確認も行われます。
  2. ESR 版を確かめる企業向けの ESR 版を配っている場合は、配布の設定で 153.6 または 115.44 が入っているか確かめてください。
  3. Thunderbird も更新するメールソフトの Thunderbird を使っている端末も、159 または 153.6 へ更新してください。
自社で確かめるのが難しい場合はCyberScope のセキュリティ診断(3万円から)

出典

コメント 0

まだコメントはありません。

関連記事