Firefoxの脆弱性を計168件修正、159.0.1へ更新を

Mozilla は
脆弱性の概要
- 対象
- ブラウザ
- 悪用
- 確認されていない
- 影響
- 細工したページでブラウザの保護を破られるおそれ
- 修正版
- 修正版あり
- 公表元
- Mozilla
| 製品 | 対象のバージョン | 修正版 |
|---|---|---|
| Firefox | 159.0.1 より前 | 159.0.1 |
| Firefox ESR 153系 | 153.6 より前 | 153.6 |
| Firefox ESR 115系 | 115.44 より前 | 115.44 |
| Thunderbird 159 | 159 より前 | 159 |
| Thunderbird 153系 | 153.6 より前 | 153.6 |
製品の履歴:Firefox・Thunderbirdの脆弱性一覧
やること
Firefox を 159.0.1 へ更新してください。企業向けの ESR 版は 153.6 または 115.44 です。
メールソフトの Thunderbird も10月27日に 159 と 153.6 が出ています。使っている場合は更新してください。
何が危ないのか
Mozilla は10月27日に公報 MFSA 2026-118 で Firefox 159 の修正を公表しました。修正は167件で、Mozilla の評価の内訳は High が108件、Moderate が52件、Low が7件です。
件数が多いのは、公表の方法が変わったためです。公報の注記によると、Mozilla は社内で見つけたメモリの安全性に関する欠陥を、1つの CVE にまとめず、バグごとに公報へ載せるようになりました。そのため、前の版と件数をそのまま比べても、危険の大きさの違いは分かりません。
High の多くは解放済みのメモリを使う欠陥です。サンドボックス(ブラウザの保護)の回避や、同一生成元ポリシー(サイトの間の壁)の回避、権限の昇格も含まれます。細工したページを開くだけで保護が破られるおそれがあるため、利用者がページを見る操作が入口になります。報告者は Mozilla の社内が多く、外部では OpenAI の Codex Security など複数の名前が載っています。
ESR 153.6 の公報 MFSA 2026-120 には145件が載っていて、High が95件、Moderate が44件、Low が6件です。同じ日に出た MFSA 2026-119 は ESR 115.44 の公報です。
11月3日の公報 MFSA 2026-123 では、CVE-2026-120572 が直りました。画面の配置を計算する Layout の処理にある、境界条件の不備による欠陥で、評価は High です。公報にそれ以上の技術的な説明はなく、報告者は Mozilla です。
Mozilla の公報に悪用が確認されたという記載はなく、CVSS の値も載っていません。
対象
上の表のバージョンより前が対象です。10月27日には、Firefox 159(MFSA 2026-118)、ESR 115.44(MFSA 2026-119)、ESR 153.6(MFSA 2026-120)、Thunderbird 159(MFSA 2026-121)、Thunderbird 153.6(MFSA 2026-122)の公報がそろって出ています。Firefox for iOS と Firefox for Android の更新は、これらより前の番号の別の公報です。
中小企業が確かめること
Firefox は更新を確認してもブラウザを再起動するまで古い版のままです。ESR を配っている職場では、153 系を使う端末と 115 系を使う端末が混ざっていないかを、配布ツールの一覧で見てください。Thunderbird は Firefox と別に更新されるので、メール専用の端末も対象に入れてください。
自社で確かめること
- バージョンを確かめるメニューの「Firefox について」でバージョンを確認してください。開くと更新の確認も行われます。
- ESR 版を確かめる企業向けの ESR 版を配っている場合は、配布の設定で 153.6 または 115.44 が入っているか確かめてください。
- Thunderbird も更新するメールソフトの Thunderbird を使っている端末も、159 または 153.6 へ更新してください。



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