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「7NOW」の配達委託先に不正アクセス、利用者情報16万9,151件

サイバーセキュリティ情報センター 編集部

画像はイメージです。記事に出てくる組織や現場とは関係ありません。

セブン‐イレブン・ジャパンは、宅配サービス「7NOW」の配達を委託するCBcloudが不正アクセスを受け、注文者の氏名など16万9,151件が取得されたと公表しました。カード情報は含まれていません。

この事故の概要

流出の恐れがある件数16万9,151件
公表日
2026年11月3日
組織
株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(小売)
原因
配達委託先CBcloudの「ピックゴー」への不正アクセス
漏れた情報
注文者(届け先)の氏名(カナ)。一部は住所、電話番号、郵便番号、注文日、注文店舗、注文商品名
発覚
2026年11月3日

何が起きたのか

セブン‐イレブン・ジャパンは2026年11月3日、宅配サービス「7NOW」の利用者の情報が外部に取得されたと公表しました。

「7NOW」の配達の一部はCBcloudに委託しており、CBcloudが運営するサービス「ピックゴー」が第三者の不正アクセスを受けました。経過は次のとおりです。

  • 11月1日:CBcloudの調査で、ピックゴーへの不正アクセスが判明
  • 11月3日:「7NOW」の情報の一部も取得されたことが分かり、CBcloudからセブン‐イレブン・ジャパンへ連絡。同じ日に公表

不正アクセスではピックゴーの不具合が悪用されましたが、手口の詳細は公表されていません。対象は、「7NOW」を使い、注文者(届け先)として情報が登録されたお客様です。

漏れた情報

合計は16万9,151件で、内訳は次のとおりです。

取得された項目 件数
氏名(カナ)のみ 16万4,180件
氏名(カナ)と住所 4,762件
氏名(カナ)、住所、電話番号、郵便番号 209件

一部のデータでは、注文日、注文店舗名と店舗住所、注文商品名も取得されました。つまり、受け取った人の名前に加えて、いつ、どの店で、何を注文したかが分かるものがあります。

クレジットカード情報、IDとパスワードは含まれていません。上記以外の情報は漏れていないとしています。

会社の対応

CBcloudは、不正アクセス元からの通信を遮断し、不正に使われたアカウントを止め、悪用された不具合を直しました。再発防止として、一部の機能と、日本国外からのアクセスを制限しています。

CBcloudの調査では、セブン‐イレブン・ジャパンの認証情報や連携設定の流出、書き換えは確認されていません。「7NOW」は通常どおり動いており、この件を原因とする不正利用の被害も確認されていません。個人情報保護委員会には報告済みです。

対象のお客様には、登録の電話番号宛てにショートメッセージ(SMS)で順次連絡します。お知らせには、不審な連絡への注意や、連絡が本物かどうかの確かめ方についての記載はありません。問い合わせ先は2つに分かれ、「7NOW」のお問い合わせ窓口(電話)と、CBcloudのお客様相談窓口(Webフォームとメール)です。

中小企業が学べること

配達や発送を外部に任せると、お客様の氏名や住所も外部のシステムに渡ります。この件では、渡る項目の違いが漏れた内容の違いになりました。大半は氏名(カナ)だけで、住所や電話番号まで渡っていたのは一部です。自社の委託先に何を渡しているかを、項目ごとに一覧にして見直せます。

見直すときの観点は次のとおりです。

  • 配達や発送に必要な項目だけを渡しているか。電話番号は、配達員が連絡する場面だけ必要になる、といった区切りで考えます
  • 委託先のシステムと自社をつなぐ認証情報や設定が、委託先の事故のときに安全かを確かめる手順があるか。この件ではCBcloudが、連携設定の流出や書き換えがないことを確認し、セブン‐イレブン・ジャパンもそれを公表しています
  • 事故の連絡を受けたあと、対象のお客様にどの手段で連絡するか。この件はSMSでした。メールで連絡できるのか、電話番号しか持っていないのかで、手段が決まります

委託先に何を聞くかは、システムの委託先に聞くべき5つのことにまとめています。

自社で確かめること

  1. 委託先に渡す項目配達や発送の委託先に渡している項目が業務に必要な分だけか、見直します。
  2. 連携の鍵の確認委託先のシステムと自社のシステムをつなぐ認証情報や設定が事故のあとも安全かを確かめる手順を決めておきます。
  3. お客様への連絡手段対象のお客様に連絡する手段を決めておきます。メールか電話番号のどちらで連絡できるかも調べておきます。
自社で確かめるのが難しい場合はCyberScope のセキュリティ診断(3万円から)

出典

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