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漏洩情報

不動産サイト「ウチコミ」にランサムウェア、14万件超に漏えいの恐れ

サイバーセキュリティ情報センター 編集部

画像はイメージです。記事に出てくる組織や現場とは関係ありません。

ウチコミは、7月に起きたサーバー障害がランサムウェアによるもので、14万2,591アカウントの個人情報が漏えいした可能性があると公表しました。サーバー内の一部のファイルは外部に盗み取られていました。

この事故の概要

流出の恐れがある件数14万2,591アカウント
公表日
2026年11月4日
組織
株式会社ウチコミ(不動産)
原因
管理サーバーへのランサムウェア攻撃
漏れた情報
氏名、メールアドレス、生年月日、性別、住所、電話番号
発覚
2026年7月6日

何が起きたのか

ウチコミは2026年11月4日、不動産サイトのサーバーが不正アクセスを受けていたと公表しました。

7月6日に管理サーバーで障害が起き、同社は調査とシステムの切り離しなどの緊急対応を行いました。その後の専門調査で、第三者の不正アクセスを受けていたことが分かりました。

サーバー内の一部のファイルは、ランサムウェア(データを暗号化して使えなくするウイルス)で暗号化されたうえで、外部に盗み取られていました。お知らせには、侵入の経路は書かれていません。障害から公表までは約4か月あり、専門調査で分かった正確な日付は公表されていません。

漏れた情報

影響を受けた可能性があるのは、14万2,591アカウントです。

項目は、会員情報と契約情報のうち、氏名、メールアドレス、生年月日、性別、住所、電話番号です。持っている項目はお客様ごとに異なり、全項目が閲覧や取得をされたことを示すものではないとしています。

クレジットカード情報は持っていないため、流出はないとしています。パスワードは、流出する項目としては挙がっていません。同社は、パスワードはすべて暗号化していると説明しています。

会社の対応

同社は、社内に対策本部を置き、二次被害を防ぐ措置を取りました。警察と情報を共有し、個人情報保護委員会への報告も済ませています。ネットワークの監視体制の強化、アクセス制御の見直し、全サーバーの安全確認を続け、情報セキュリティの基盤を強化するとしています。

現時点で、不正利用、二次被害、インターネット上への情報の公開は確認されていません。

お客様には、次のことを求めています。

  • 同社や関係者を装ったメール、SMS、電話に注意する
  • 不審なメールは、書かれたURLを開かず、添付ファイルも開かずに、すぐ削除する
  • 他のサービスで同じパスワードを使っていれば、念のため変更する

問い合わせは、サポートのメールと、フリーダイヤルの電話(平日の日中)で受け付けています。

中小企業が学べること

サーバーの障害に見えた出来事が、調べてみるとランサムウェアの被害だったことがあります。この件では、「暗号化」と「盗み取り」が同時に行われていました。バックアップがあって復旧できても、盗まれたデータは戻りません。障害のときの動きは、次のように決めておけます。

  • 障害が起きたら、復旧を急ぐ前に、サーバーのログと、必要ならディスクの記録を残す。再起動や再構築で記録が消えると、攻撃だったかどうか、何を盗まれたかを調べにくくなります
  • 攻撃の疑いがあるときに、調査を頼める会社を、平時に決めておく。この件は、専門調査で初めて不正アクセスだったと分かりました
  • サーバーとは別の場所にバックアップを置き、暗号化されても戻せる状態にしておく

バックアップの持ち方はランサムウェアで止まらないためのバックアップの持ち方、被害に気づいた直後の動きはランサムウェアに遭ったら 最初の1時間にすることで説明しています。

自社で確かめること

  1. 障害のときの記録サーバーに障害が起きたときに、ログを残してから復旧する手順になっているか見直します。
  2. 調査を頼める先攻撃の疑いがあるときに調査を頼める会社を、平時に決めておきます。
  3. 別の場所のバックアップサーバーとは別の場所にバックアップがあるか確かめ、暗号化されても戻せる状態を作っておきます。
自社で確かめるのが難しい場合はCyberScope のセキュリティ診断(3万円から)

出典

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